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    介護職の給与・年収を解説!資格の有無や役職などによってどれくらい変わる?

    就活の豆知識 就職・転職 コラム 2019/11/05

    介護職の給与は安いといわれると、介護職に就きたいと思っている人にとっては不安ですよね。介護保険では介護職員に対して処遇改善加算があるように労働条件は改善されてきています。

    本記事では、気になる給与や年収について分析していきます。合わせて年収をアップさせるために必要なこと、資格の有無や役職によって変わる待遇について解説いたします。

    介護職の平均給与や年収について

    まずは、介護職の平均給与について見ていきましょう。

    介護職全体の平均給与

    介護職員の平均給与は、介護労働安定センターが実施している「平成30年度介護実態調査」で確認ができます。

    調査結果では、正規介護職員の月額給与217,465円、賞与平均576,014円、正規訪問介護員の月額給与は211,732円、賞与平均400,003円と報告されています。

    働いている人に給与があがった実感はないかもしれませんが、たとえば月額給与の場合、それぞれ前年度より正規介護職員で7,097円、訪問介護員で2,614円が増加しています。

    一方でその他の職員の平均月額給与は、看護職員280,434円、介護支援専門員262,525円、生活相談員248,878円となっており、労働者全体の平均は、234,873円です。

    【参考】介護労働安定センター「平成30年度介護労働の現状について」

    資格や役職によって給与が変わる

    資格は働いている施設によって考え方が異なるため、一概にいえませんが、国家資格の場合、5,000円から10,000円程度の資格手当がついているところがあります。

    資格手当がない施設でも、資格の有無で給与の等級表が異なるといった場合もあります。

    役職手当は基本給の10~20%程度をつけている施設が多いようです。

    介護職の給与は安いのか?

    平均給与については国税庁の平成30年平均給与を参考に説明していきます。

    男女とも合わせた全職種の平均所得は441万円とされています。

    一方で一番給与が高いといわれているのは、「電気ガス・熱供給・水道業」であり、759万円、次いで「金融業・保険業」が631万円となっています。「医療・福祉」は398万円です。

    【参考】
    国税庁「平成30年度民間給与実態統計調査」

    今後、介護職の給与は上がるのか?

    介護職の給与は、民間給与実態統計調査からもわかるように昔から高い傾向にはなかったため、他の業種との賃金格差を縮め、介護における雇用を安定させる、優秀な人材確保のため「介護職員処遇改善交付金」が創設された背景があります。

    介護職員処遇改善交付金は、介護職員の処遇改善に取り組む事業者に対して平成21年10月から平成23年度末まで交付されました。この交付金は全額税金によって賄われていましたがその後、「介護職員処遇改善加算」として残る形になりました。介護職員の処遇改善のため、今日も続いています。

    さらに2019年10月に「介護職員等特定処遇改善加算」が創設されました。新しく始まった特定処遇改善加算は現在続いている介護職員処遇改善加算とは異なり、ベテラン介護職員の処遇改善を目的としています。

    現場では慢性化した人手不足を解消したい、キャリアのある職員への評価として具体的には月額8万円の給与アップまたは年収440万円以上にするというルールになっていますが、始まったばかりで施設の具体的な対応はわからない部分が多いのが現状です。

    【参考】厚生労働省「介護職員等特定処遇改善加算に関する基本的な考え方並びに事務処理手順及び様式例の掲示について」

    給与・年収を上げるためにできること

    収入増を目指すためにできることは以下のことがあげられます。

    資格を取得する

    未経験、無資格から働き始めることが可能な介護職ですが、キャリアアップを指して資格を取得しましょう。

    介護職員初任者研修、介護職員実務者研修などそれぞれ順を追って取得することで、介護の知識や技術が備わり、仕事に対する自信へつながります。

    また、資格を取得して実務経験を積むことで国家資格である介護福祉士の受験資格を得ることができます。

    たとえば、新しく創設された介護職員等特別処遇改善加算のベテラン介護職員は基本的には10年以上の介護福祉士のことを指しています。働きながらの資格取得は大変な部分もありますが、収入面でも役に立ちます。

    キャリアアップを目指す

    キャリアパス制度において上級資格といわれる介護支援専門員の資格を取得し、介護職の経験を活かして介護支援専門員や生活相談員の職種を目指しましょう。

    厚生労働省「平成29年度介護従事者処遇状況等調査」によると、以下の通りになります。

    2017年9月
    2016年9月
    差額
    介護職員 297,450円
    283,790円
    13,660円
    生活相談員
    支援相談員
    323,690円
    313,370円
    10,320円
    介護支援
    専門員
    348,760円
    339,400円
    9,360円

    (賞与含む)

     

    以上の表より年度ごとに処遇は改善されていますが、介護職員に比べて、数人しかいない生活相談員・支援相談員、介護支援専門員を目指すことで給与アップを目指すことができます。

    また生活相談員・支援相談員、介護支援専門員の職種は基本的に夜勤がありません。直接介護を行うわけでもなく、間接的な援助を行う職種であり、働く私たちの身体的な負担も少ないです。

    女性の場合、結婚、出産、育児との両立も変則勤務がないため、続けたい人にとっては、ライフスタイルを変えることなく、働き続けることができます。

    転職をする

    資格を取得し、経験を積んでいる人の場合、転職することによって収入が上がる可能性があります。

    同じ施設で働き続けることも大切ですが、主任や副主任がすでにいるのであればなかなか出世も難しい現状があります。転職し、新規施設に役職者として仕事につければ給与アップにつながります。

    通所など在宅系サービスの事業所は夜勤がない、または少ないことが多く、介護職員の給与も高い水準ではありません。一方で特別養護老人ホームなど夜勤があり、重度の利用者が多い施設は給与面が高い傾向にあります。

    また、介護職員の処遇改善を目的として処遇改善加算が充実してきました。介護職員処遇改善加算は加算(I)から加算(Ⅴ)まで5段階にわかれ、以下の通りになります。

     

    加算(Ⅰ):37,000円相当(キャリアパス要件Ⅰ、キャリアパス要件Ⅱ、キャリアパス要件Ⅲ、職場環境等要件の全てを満たす場合)

    加算(Ⅱ): 27,000円相当(キャリアパス要件Ⅰ、キャリアパス要件Ⅱ、職場環境等要件の全てを満たす場合)

    加算(Ⅲ): 15,000円相当(キャリアパス要件Ⅰ又はキャリアパス要件Ⅱのどちらかを満たすことに加え、職場環境等要件を満たす場合)

    加算(Ⅳ):(Ⅲ)×0.9相当(キャリアパス要件Ⅰ、キャリアパス要件Ⅱ、職場環境等要件のいずれかを満たす場合)

    加算(Ⅴ):(Ⅲ)×0.8相当(キャリアパス要件Ⅰ、キャリアパス要件Ⅱ、職場環境等要件のいずれも満たしていない場合)

     

    転職先を探すのであれば、介護職員処遇改善加算(I)を算定している施設を選ぶと良いでしょう。

    キャリアパス制度を導入している施設であり、資格取得など努力をしていくことで給与アップが望めます。また職場の環境も資格取得意識など目的意識が高いことが多いです。

    転職先の探し方

    1.ハローワーク

    自分の時間が空いているときに条件に合った求人を探す方法です。

    お住まいの地域のハローワークに直接行って、求人を探すことができます。

    インターネットサービスも充実しているため、環境が整っていればハローワーク以外の場所で探すことも可能です。

    公的な機関ではありますが、自分に合った求人を探すことなどは自分で行う形になります。

    2.求人広告

    新聞や雑誌などへ掲載されている求人へ自分で応募する方法です。

    飲食店などでは来店者に向けて求人広告を店内に掲示しているところもあります。

    3.転職サイトや人材紹介サイトを利用する

    働きながら転職、先を探す-ことは難しい、誰か相談に乗ってほしいなど思う人は人材紹介会社の活用をおすすめします。

    ライクスタッフィングは安心できる総合人材サービスです。

    働き方が選べる

    自分の働きたい方法によって派遣、業務委託、紹介予定派遣、正社員・契約社員など選ぶことができます。

     

    利用の仕方

    ① インターネットのライフスタッフィングで登録を行います。

    ②登録すると希望に沿った仕事が紹介されます。担当者から詳しく説明を受けることができます。

    ③仕事が決まったら就業前にマナー研修や個人情報研修など社会人として身につけておきたいことを学ぶことができます。仕事の内容によっては専門知識を得るための研修が予定される場合もあります。

    ④仕事が始まります。

     

    初日は担当者が同行してくれます。就業後も継続してサポートがあり、困ったことがあればいつでも相談に乗ってくれます。

    キャリアアップのために転職することは悪いことではありません。信頼できる人材紹介サイトを利用すると安心です。

    たくさん夜勤に入る

    勤務の融通がつくのであれば、積極的に夜勤業務を行うと給与アップにつながります。

    夜勤の場合、通常の賃金の他に夜22:00から翌朝5:00までは労働基準法で定められた割増賃金が発生します。割増賃金は2割5分以上と定められています。法律上は割増賃金の支払いがあれば特に問題はありません。

    しかし夜勤は人が寝ている時間に仕事をします。働く人も健康でなければ続けることが難しく、夜勤を負担に思う職員が少なくなるような努力をしています。夜勤手当をつけて雇用の安定に取り組んでいる施設も多いです。

    夜勤は平均して4回程度あるため、夜勤手当が1回5,000円の場合、5,000円×4回は20,000円となります。夜勤は通常で働くより手当が大きいため、夜勤専従で働いて生計を立てている人がいるぐらい給与アップが見込めます。

    【参考】
    厚生労働省「平成29年度介護従事者処遇状況等調査」

    自分に合う職場を探して

    給与面は資格を取得する、入所系の施設で働く、同じところで長く経験して役職を得るなどさまざまな方法があります。

    一方で、給与が高いから必ずよい職場とも限りません。収入はあがったが、介護職員の人数が人員配置ギリギリと少なく、働く自分たちの負担が大きい、業務が忙しすぎて利用者とかかわる時間が持てないなどさまざまな悩みを抱える人もいます。

    自分の中で何が大切か優先順位をきちんとつけておくことをおすすめします。自分の中で意思が固まっていれば周りに流されることもありません。介護現場での処遇改善はいろいろな方面から取り組まれています。

    状況をよく観察して自分の条件に合う職場を見つけてくださいね。

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