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    介護職のストレス対策。限界を迎える前にしっかり対策&転職を検討しよう!

    仕事を知る 就職・転職 コラム 2021/05/10

    介護職は、職場の人間関係や利用者の方の介助などでストレスを感じやすい仕事です。ストレスで限界になる前に上手に発散し、場合によっては転職を検討する必要もあります。こちらでは、介護職に多い5つのストレスについて解説します。ストレス対策や転職に関する情報もあわせて参考にしてください。

    介護職に多い5つのストレス

    介護職は、体力だけでなく精神的にもストレスが多い仕事です。まずは、介護職に多い5つのストレスについてみていきましょう。

    1.体力的にきつい

    利用者の方の身体を支えたり動かしたりと、介護職は体力を要する場面が多い仕事です。利用者の方の介護度が高いほど、身体介護は必要になります。

    中腰で利用者の方を抱えたり、ベッド上でおむつを替えるケアは腰に負担がかかります。介護士のなかには、慢性的な腰痛に悩まされる人も少なくありません。

    またシフトは日勤と夜勤が繰り返され、生活リズムが乱れがちになります。夜勤は少ないスタッフで業務に対応するため、体力的負担も大きな仕事です。緊急時にひとりで対応しなくてはいけないというプレッシャーが、精神的ストレスにつながることもあるでしょう。

    2.人間関係がむずかしい

    令和元年度の調査によると、介護職を辞めた理由として約20%の人が「職場の人間関係に問題があったため」と回答しています。介護の仕事はチームで進めるため、人間関係がうまくいかないほどストレスを感じやすくなるのです。また介護の現場では男女問わず、幅広い年代のスタッフが働いているので、人間関係の構築が困難になりがちです。忙しい職場ほどコミュニケーションがうまくはかれず、業務がスムーズにいかないこともストレスにつながります。

    3.利用者の方やご家族との関係に悩む

    介護士がストレスを抱えるのは、スタッフ間の人間関係だけではありません。利用者の方やご家族との関係もストレスの要因となります。

    利用者の方が認知症の場合、病状によっては暴言や暴力といった症状があります。理不尽と感じることがあっても、介護士は冷静に対応しなくてはいけません。感情の抑制が必要な介護職は、ストレスの多い「感情労働」とも呼ばれています。

    4.事業所の方針や理念と合わない

    事業所の理念や運営に不満があると、日々の業務のストレスがさらに大きくなります。自分の考える企画への無理解や、コスト重視の経営方針が仕事のストレスへとつながることもあるでしょう。現場とトップとの接点が少なく、理念の共有ができない事業所ほど、職員がストレスを抱える可能性も高くなります。

    5.人手不足で職員の負担が大きい

    令和元年度の調査によると、全事業所の6割以上が慢性的な人手不足を感じています。訪問介護員にいたっては、8割以上が不足を抱える状況です。

    人手の足りない介護現場では、職員一人に対する業務負担が大きくなります。業務時間内に仕事が終わらず、残業が必要になる場合もあるでしょう。休みが取りづらかったり、無理なシフトが重なったりするとストレスもより大きくなります。

    【参考】介護労働安定センター「介護労働の現状について」

    介護職がストレスを感じやすい職場の特徴3つ

    ストレスを感じやすい職場は、人手不足が常態化し、さらにストレスが大きくなってしまうという悪循環を生み出します。ストレスを感じやすい職場には、次の3つの特徴があります。今の職場に不満を感じるときや、転職を考えるときにはそれぞれの項目をチェックしてみましょう。

    1.相談窓口が設けられていない

    介護労働安定センターの調査によると、相談窓口のある事業所で「悩みや不安、不満は感じていない」と回答した人は全体の13.7%です。一方、相談窓口がない事業所は6.5%と、相談窓口がある事業所の数字を下回る結果となっています。

    つまり、相談窓口のある事業所ほど、職員の悩みを受け止める体制が整っていることがわかります。トップと現場がコミュニケーションを図りながら、環境改善に取り組んでいるといえるでしょう。

    【参考】介護労働安定センター「介護労働の現状について」

    スキルに応じたキャリアアップが望めない

    スキルに応じたキャリアアップが望めない職場では、将来が期待できないといった不満が生まれます。体力的負担が大きいうえ、やりがいを持てず働き続けていると、精神的ストレスにもつながっていくでしょう。勤務してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、資格や勤続年数に応じたキャリアプランは、就職時によく確認しておく必要があります。

    3.シフトがきつく残業が多い

    労働基準法では、原則として1日8時間、1週間あたり40時間という労働時間の制限があります。シフトがきつく、残業が多い職場は体力的な限界を超えてしまいます。休日出勤を強いる事業所は職員が定着せず、人手不足が常態化する傾向にあるでしょう。

    上手にストレス発散!介護職のストレス対策

    介護職はストレスだけでなくやりがいも多い仕事です。利用者の方の笑顔に触れ、「ありがとう」という言葉に励まされるのは、介護職ならではの魅力だといえます。

    ストレスに負けることなく介護職を続けるためには、上手な発散法を見つけることが大切です。ストレスがたまり心身ともにつらいときには、次の5つの対策を心がけてみましょう。

    職場を一歩出たら気分を切り替える

    仕事でストレスを抱えていると、「自宅に帰っても仕事で頭がいっぱい」と悩むこともあるのではないでしょうか。仕事のストレスを解消するためには、仕事とプライベートの切り替えが大切です。職場を一歩出たら、「今日の仕事は終わり」と気分を切り替えるように心がけましょう。いつもと違うコースで家に帰ってみたり、休日は新たなことにチャレンジしたりするのもおすすめです。

    不安や疑問は上司や同僚に相談する

    仕事の不安をひとりで抱えていると、ストレスがさらに大きくなります。自分ではささいなことだと思っても、不安や疑問は周囲の人に相談するようにしましょう。上司や同僚に話せれば、新たな視点からアドバイスをもらうこともできます。

    特に介護職を始めたばかりのころは、誰もが不安を抱えやすいものです。「何度も同じことを聞くのは申し訳ない」と遠慮するより、分からないことは積極的に聞いたほうが安心安全なケアにつながります。仕事もスムーズに運び、結果的にストレス軽減につながるでしょう。

    職場以外に悩みを話せる相手を見つける

    仕事のストレス発散には、職場以外に悩みを話せる相手を見つけるのも効果的です。同業種の友人であれば、介護職ならではの悩みやつらさを共有できます。全く介護を知らない友人であれば、思い込みなどを気にせず悩みを打ち明けることができるでしょう。

    熱中できる趣味を見つける

    仕事のストレスが大きくなると、どんなときでも仕事のことが頭から離れません。心身ともにリフレッシュするためには、仕事を忘れて熱中できる趣味を見つけてみましょう。ストレス発散には、休息だけでなく身体を動かすことも効果的です。ジョギングやヨガ、ストレッチなどは手軽に始められるのでおすすめです。

    また、絵を描いたり料理をしたりといった創作活動は、集中力を高め、生活にメリハリができるでしょう。友達とカラオケに行ったりショッピングしたりすることも、リフレッシュ法のひとつです。

    ストレスを抱える人ほど、仕事に頑張りすぎてしまうものです。仕事以外に熱中できるものを見つけ、心の負担を軽くしていきましょう。

    ストレスの原因を見つめ直す

    仕事のストレスで悩んでいるときには、原因を見つめ直すことも大切です。今の仕事の何がつらいのかをじっくりと考えてみましょう。

    体力的なつらさなのか、人間関係の悩みなのかによっても対処法は異なります。自分のスキルに不安があるときには、先輩に指導を仰いだり、自分で勉強をすることで解決することもあるでしょう。失敗で落ち込んでいるのならば、ミスの原因を振り返り再発防止に活かす気持ちが大切です。

    人間関係に不安を抱えているなら、人との付き合い方を見直す必要があるかもしれません。「将来どのような介護士になりたいか」という大きな視点で、前向きに考え直してみましょう。

    もう限界!となる前に「転職」もひとつの方法

    介護の離職理由は、将来性や人間関係など、職場環境によるものが多くみられます。つまり、多くの人は介護の仕事そのものに不満を感じて離職するのではないです。

    「つらい」「大変」と言われることも多い介護職ですが、介護は高齢者の自立を支えるやりがいのある仕事です。限界を感じる前に、転職を考えるのもひとつの選択肢といえます。

    通所施設に入所施設、訪問介護と介護にはさまざまな職場があります。仕事内容も職場によって異なります。通所施設は比較的介護度の低い利用者の方が多く、体力に自信がない人にもおすすめの職場です。自分のスキルを活かして収入アップを目指したいときには、夜勤のある入所施設を検討するのも良いでしょう。

    前向きな気持ちで転職するためにも、まずは現状を見つめ直すことが大切です。現在の不満を解消しつつ、自分がよりいきいきと働ける環境へ一歩踏み出してみましょう。

    介護職のストレスは上手に解消!自分に合った環境で活躍しよう

    利用者の方の生活を支える介護職は、職場によっては体力的な負担の大きな仕事です。利用者の方やご家族との関係で、ストレスを抱えることも少なくありません。人手不足の現場では、スタッフ間のコミュニケーションに悩むこともあるでしょう。

    しかし、介護職は社会的ニーズが高く、将来性のある仕事でもあります。利用者の方の「ありがとう」の笑顔が、やりがいにつながる面も多々あるでしょう。介護現場でいきいきと働くためには、上手にストレスを解消することが大切です。本当につらいときには転職も選択肢のひとつと考え、自分に合った環境で活躍していきましょう。

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