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    【デイサービスとデイケアの違い】それぞれの特徴やメリットは?

    仕事を知る 就職・転職 2021/12/13

    「デイサービス」と「デイケア」は名称が似ているので、内容にどのような違いがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか? 実際に働く上でそれぞれの業務内容を理解していないと、満足した仕事ができないこともあるでしょう。

    本記事ではデイサービスとデイケアのそれぞれの特徴と違いについて詳しく解説していきます。また、それぞれで働くメリット・デメリットについてもご紹介しますので、ぜひとも参考にしてください。

    「デイサービス」と「デイケア」の違い

    一般的に「デイ」と略されて呼ばれることの多い2つのサービスですが、内容は大きく異なります。サービスの違いを理解すると、自分に合った職場を探すことができるでしょう。まず、この2つを正しく理解するために、正式名称に注目してみましょう。

    デイサービスは「通所介護」、デイケアは「通所リハビリテーション」です。これをみると、デイケアはリハビリを目的としたサービスであると理解できるのではないでしょうか。

    また、一般的に「デイ」と認識されているのが「デイサービス」です。デイケアは事業所が少ないので、あまり認知されていないのかもしれません。次からは、各サービスについて詳しくみていきます。

    デイサービス(通所介護)とは

    日常生活になにかしらの介護や見守りが必要な方が、日中利用して、必要な支援を受けることができます。他者との関わりや機能訓練・作業・入浴・見守りといったサービスを目的に利用されることが多いです。基本的に、送迎は事業所がおこないますので、就職するには運転免許証は持っておいたほうがよいでしょう。

    基本的に朝から夕方までの長時間サービスで運営しています。

    デイサービスの業務内容

    業務内容は主に手作業やカラオケなどのレクリエーション、入浴・排泄・食事の介助です。自宅で介護が必要な方の多くは、「食事」と「入浴」に不安を持っています。そのため、自宅の生活だけでは、健康状態の維持ができないため、「週に何度かデイサービスに通う」といった計画のもと利用されています。

    また、特徴的な業務は送迎です。自宅まで送迎車でお迎えに行き、順番に車に乗ってもらい、サービス事業所に向かいます。帰りも同様に自宅まで送り届けます。

    レクリエーションは介護サービスの中でも、特に力を入れているサービスです。「人前で声が出せない」「恥ずかしい」という気持ちを持っていると、デイサービスで働くのに支障があるでしょう。

    また、閉じこもりがちになる高齢者の他者交流の場」「社会参加」としての目的も持ち合わせています。

    デイサービスの特徴

    デイサービスの中にも下記のような種類があります。

    • 地域密着型
    • 機能訓練型(リハビリ特化型)
    • 半日型
    • お泊りデイ など

    これらを詳しくみていきましょう。

    地域密着型デイ

    事業所のある地域の方を中心に、サービスを提供しています。地域住民が集まる仕組みのため、利用者の方も利用しやすい環境です。また、地域密着型は「少人数制」のため、多くの利用者の方と関わるよりも、一人ひとり、じっくり関係を築きたいと考える方に向いているでしょう。

    しかし、どうしても職員数が少なくなってしまうので、一人で不安だと感じる方には合わないかもしれません。

    機能訓練型(リハビリ特化型)

    デイサービスの中には、機能訓練やリハビリに力を入れている事業所があります。このような事業はデイケアと勘違いされることがありますが、根本的に違うものと認識しておきましょう。

    デイサービスでは、後述するデイケアのおこなう医療的なリハビリを提供するものではありません。あくまでも介護職員や機能訓練指導員による体操や運動、機械(マシン)を使った機能訓練がメインです。また、リハビリスタッフが在籍していない場合がほとんどです。

    半日型

    デイサービスは朝から夕方の利用が比較的多いですが、「午前」「午後」といったように半日で切り替える事業所もあります。他者交流や機能訓練よりも、「お風呂だけを利用したい」「午前だけ家族が不在」といった場合に利用されます。このような事業所の場合、必然的に送迎サービスが増えるので、運転免許証は必須になるでしょう。

    お泊りデイ

    デイサービスは基本的に、日中のみのサービスですが、利用ニーズに合わせて宿泊サービスを提供している事業所があります。このような施設は夜勤もあるので、「デイ」だからといって日勤だけとは限らないという点に注意しましょう。

    デイケア(通所リハビリ)とは

    「介護老人保健施設」「病院」「診療所(クリニック)」などに併設された事業所で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリ専門のスタッフによる「日常生活動作訓練」や「機能回復訓練」を受けられるサービスです。

    リハビリテーションがメインの通所サービスで、医師の指示によってリハビリがおこなわれます。そのため、医師・看護師・リハビリ・看護・介護といった各職種が協働するサービスです。

    デイケアの業務内容

    リハビリ職がメインでリハビリを実施しますが、人数や時間に制限もあるため、1対1の個別リハビリだけでなく、マシンの使用補助や体操などの業務があります。リハビリの他に、食事の提供や入浴といったサービスを実施している事業所もあります。

    デイサービスのようにレクリエーションを実施している施設も多いので、人前で緊張してしまう方には負担があるかもしれません。また、デイサービス同様に送迎サービスがありますので、運転免許証が必須の事業所も多いです。

    デイケアの特徴

    デイサービスに比べ、他職種で協働します。各専門分野の職種と連携を図ることで、さまざまな業務や知識を得られるチャンスもあるでしょう。

    他のサービスではあまり関わることが少ないリハビリに関しては、直接支援をする場面も多いので、多くの学びになるでしょう。

    また、リハビリが必要な状態から回復していく利用者の方を支援することは、貴重な経験でやりがいを感じることもできます。

    最近では、半日型のデイケアの運営も増えてきているので、今後はよりリハビリに特化していくと考えられます。

    デイサービスとデイケアで働くメリット・デメリット

    デイサービスとデイケアで働くにあたって考えられるメリット・デメリットを以下にまとめました。

    • 日勤帯の勤務で夜勤がない
    • 事業所に缶詰状態にならない
    • 曜日によって利用者が異なるためマンネリ化しにくい
    • 入所などのサービスに比べて介護度の軽い方が多い

    ひとつずつ解説していきます。

    日勤帯の勤務で夜勤がない

    一部、お泊りデイのようなサービスはありますが、基本的に日中のみの勤務です。そのため、時間に制限がある方には働きやすいと言えます。

    また、早出や遅出といった変則勤務も少なく、日曜日や年末年始は休みになる場合が多いのも魅力的です。

    しかし、夜勤業務がないということは夜勤手当がつきません。その分、収入面では入所などのサービスで働く介護職よりも少なくなります。また、連休がとりにくい場合もありますので、有給がとれるかは事前に確認したほうがよいでしょう。

    事業所に缶詰状態にならない

    送迎サービスがあり事業所の外に出られるので、気分転換ができると考えている職員もいます。しかし、運転免許証が必要になる可能性が高いです。天候により送迎が大変だと感じることもあるでしょう。運転する機会が増えるため、事故には充分注意しましょう。

    曜日によって利用者が異なるためマンネリ化しにくい

    利用者の方が毎日サービスを利用することは少なく、週2~3回程度が多いです。そのため、利用者の方の顔ぶれが毎日変わるので、マンネリ化しないという考え方もあります。しかし一方で、覚えることや日々の準備が大変といった声もあります。

    入所などのサービスに比べて介護度の軽い方が多い

    デイサービスやデイケアを利用される方は、在宅で生活している方です。その為、比較的介護度の低い方や支援の少ない方が多い傾向にあります。

    重介護が少ない分、身体の負担は少ないと考えられます。しかし、介護技術の習得を考えるなら、物足りなく感じるかもしれません。

    デイサービスとデイケアどちらに向いている?

    デイサービスとデイケアは、前述の通りサービスの内容や目的が全く違いながら、似ている業務内容が多くあります。しかし、デイケアはリハビリに特化しているので、他職種との連携が欠かせず、さまざまな分野の学びに繋がります

    対してデイサービスでは、レクリエーションや身体介護といった場面が多いので、利用者の方にサービスを提供するという面では学びは多いです。

    向き不向きは働いてみないとわかりませんので、何を学びたいかで判断することをおすすめします。

    デイサービスとデイケアを理解して自分にあった職場をみつけよう

    デイサービスとデイケアは「目的の違い」「サービスの内容」「働く職種」が違います。前述した通り、各サービスの違いを理解して、「自分が何を学びたいのか」「やりがいを感じられるのか」などから、サービスの種類を検討するとよいでしょう。

    どちらのサービスを選択したとしても、自分自身の向上心で学びの場面はできますし、無駄にはなりませんので、まずは飛び込んでみるという決断も大切です。今回の記事で、自分にあった職場探しの参考になれば幸いです。

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