介護職の需要は高く、探せばすぐに介護求人を見つけることができます。しかし、多くの求人の中から自分に合った求人を見つけるのは難しいと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、本記事では上手な介護求人の探し方や自分に合った職場を見極める方法を解説していきます。
介護業界は慢性的に人手不足です。しかし、介護を必要とする高齢者は増加傾向にあるため、介護施設や事業所は次々と開設されています。
そんな状況のため介護職の求人は多く、どこで働けばよいのか頭を悩ませます。また、介護サービスはさまざまな種類があります。まずは、次のような求人の探し方をご紹介します。
インターネットを活用するのが一番便利です。求人サイトやマッチングサービスなら応募もオンラインでできます。とりあえず登録している方も多いのではないでしょうか?
写真もたくさん掲載されているので職場の雰囲気も知ることができます。しかし、ネットの情報だけを鵜呑みにするのはリスクもあるので、注意が必要です。
雇用保険に加入していた人はハローワークが利用できます。ハローワークにはいくつもの求人情報が掲載されており、その中から希望する就職先を選ぶことができます。しかし、ハローワークの求人情報は、ネットの情報よりも遅い場合もあり、求人数が少ない傾向です。
求人数が少ないので選択肢を絞りやすいとも考えられます。うまく利用するとよいでしょう。近隣の求人が集まりやすいので、家の近くで探したい方にはおすすめです。
手軽に求人を探すのであれば、折込み広告・チラシや求人情報誌がおすすめです。無料で手に入るのがメリットです。
しかし、紙媒体はどうしてもインターネットの情報よりも遅くなってしまいます。また掲載枠も小さく競争率が高いです。
求職者の希望をヒアリングし、マッチした求人情報を紹介してくれるサービスです。多くは介護の資格を持った専門のアドバイザーが担当となり、条件交渉や見学・日程の調整もサポートしてくれます。
応募書類の添削や面接対策など、丁寧にフォローもらえるので安心です。また、転職エージェントは紹介先から報酬を得るため、求職者から費用を徴収することはないので気軽に利用できます。
派遣社員として登録するのも一つの方法です。介護事業所との直接雇用関係がないのが特徴です。雇用関係は派遣元と結んでいるので、悩みごとや働き方の相談も可能です。
またパートやアルバイトよりも、時給が高いというメリットがあります。しかし働きぶりや労働条件によっては、契約を解除されることがデメリットです。派遣会社によっては、紹介予定派遣(派遣期間を経て直接雇用)が選べる場合もあります。
求職者のための就職フェアや転職合同説明会では、さまざまな企業や法人が参加しています。多くの企業の特徴やアピールポイントを一度に比較できます。
直接話を聞くことができるので、より具体的イメージをもつことができるでしょう。会場に直接行かなければいけないというデメリットがあります。
すでに働いている知り合いや家族に紹介してもらうという方法です。事前に事業所内の情報を聞くことが可能なうえ、場合によっては採用前提で話をすすめることが可能になります。
入るときは楽ですが、辞めたくなった場合に辞めにくい、辞めた後に紹介者との関係性が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
介護職の求人を探すときは、現在の職場を辞める前に探すことをおすすめします。退職後になると仕事をしていない期間ができてしまいます。退職後間をおかずに働けるなら、やる気があると好印象に受け取られやすいです。
また、就職活動が長期になることも見据えて、早めに行動するとよいでしょう。しかし、求人を出す側はすぐに採用したい場合も多いので、すぐに辞められないかと相談を受ける場合もあるでしょう。そのため、計画的に行動する必要があります。
必ず採用されるという保証はありませんが、人材不足の介護業界なので、すぐに採用が決まることも多いです。
求人を探す前にまず目標を定めておく必要があります。以下の点を確認しておくとよいでしょう。
目標設定がないと、職場を見つける際の基準がぶれてしまう可能性があります。目標は以下の条件を中心に考えます。
給料や待遇面での妥協は、必ずといってよいほど後悔します。入社前に自分の理想とする職場をイメージして求人を探すようにするとよいでしょう。
どれだけ目標を定めても、希望通りの職場はなかなかありません。妥協できる点とできない点を考えておきましょう。例えば「給料は少し安くても近くの職場」や「遠くてもやりがいを感じる」など、一番優先する条件を考えておくことがおすすめです。
ここからは、今後働く職場が自分に合うかどうかを判断する方法を紹介していきます。
インターネットがあればさまざまな情報を調べることができます。しかし、インターネットの情報はかたよった意見も多いので注意が必要です。
まずは見学の申し込みをしてみましょう。電話対応の様子である程度雰囲気を判断できることもあります。また見学時はゴミが落ちていないか、車椅子が汚れていないかなど、衛生面のチェックをしてみてください。よい施設ほど、このような細かい所までケアされているものです。
探し出すとたくさんの情報が手に入るので、選びきれなくなるかもしれません。しかし実際の職場の雰囲気は、働いてみないとわかりません。
そんなときは、思い切って面接を受けてみるというのもひとつの方法です。面接官は施設の役職者や責任者の場合が多いので、面接官の雰囲気や対応から判断ができます。施設に訪問した時にはスタッフの雰囲気や対応もみられるかもしれません。
転職アドバイザーは多くの職場の情報をもっています。過去の転職者の口コミもあり、よりリアルな情報を聞けるかもしれません。入職前には知ることが難しい、人間関係や入居されている方の情報などを知ることができるので大きなメリットといえます。
介護職が活躍できる場はたくさんあることを知っておくとよいでしょう。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などです。夜勤があります。夜勤ができないと正社員になれない施設もあります。
通所の業務でほとんどは日中だけの勤務です。しかし、車の免許が必要な場合も多いので確認しておきましょう。
家に行って調理や洗濯、お風呂などの支援などをおこないます。夜勤はほとんどないですが、1対1のケアが中心になるので、他のスタッフのフォローが少ないという特徴があります。
看護師の補助的な立場で支援をおこないます。最近では「補助」ではなく「介護士」としての求人もあり、介護職の地位を評価している病院もあります。
介護業界は人手不足が慢性化しているので求人数は多いのですが、さまざまな形態や事業所があるので、自分のライフスタイルや目標に合わせて選ぶとよいでしょう。就職活動に不安があるときは、派遣会社や転職エージェントを利用するとよいでしょう。
就職してからすぐに辞めてしまうと、職場や入居者に大きな負担をかけてしまうことになります。そうならないためにも、求人とのミスマッチを避け、自分に合う職場をじっくりと探しましょう。
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