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    「介護職辞めてよかった」と言われる原因は?退職理由や辞める前にやるべきことを解説

    仕事を知る 就職・転職 コラム 2023/03/20

    介護職として働き続けたくても、さまざまな理由で働き続けることが難しい状況になることも少なくありません。介護職を辞めてよかったという声もあります。

    今回は、介護職に多い退職理由を紹介するなかで、「介護職を辞めてよかった」といわれる原因や、退職を検討している方のために辞める前にやるべきことについて解説していきます。

    介護職に多い退職理由を紹介

    介護職に多い退職理由について紹介していきます。

     収入に関係する退職理由

    仕事内容に対して給料が安い

    介護職は「きつい」・「汚い」・「危険」の“3K”といわれる職場環境に対して給料が安いという状況が続いています。介護福祉士といった国家資格を取得していたとしても、もらえる資格手当や昇給後の給料が思っていたほど高くなく、不満を抱くことにつながっています。

    仕事に対する給料の安さからモチベーションを維持することが難しくなり、退職してしまうということが理由になっています。

    将来に対する収入面での不安

    給料が働いている介護職が思っている程の金額でない状況が続くと、働き続けることに対する将来の不安が出てきます。

    介護職の人たちも仕事だけでなく、自分自身の人生に関わる時間があります。介護職のなかで得られるやりがいよりも収入面による将来への不安が強くなってしまうことで、介護職としてのやりがいを感じられなくなってしまい、退職の決断をせざるを得ない状況になってしまいます。

     職場の人間関係による退職理由

    職場の人間関係に対するストレスが強い

    公益財団法人介護労働安定センターが行なった、『令和3年度介護労働実態調査』では「職場の人間関係に問題があった」が18.8%で介護職が前職を辞めた理由ランキングの1になっています。

    介護職が関わる現場では介護職だけでなく、看護師や医師などの医療職、作業療法士や理学療法士、言語聴覚士などのリハビリ職、管理栄養士や事務職員などの多くの専門職の人たちと関わる場面があります。

    他職種との調整・連携が思うようにいかないことによるストレスや、介護職が直接支援する人たちや家族などとの関係性からのストレス。また、介護職同士の関係性の悪化によるストレスもあります。

    日々のストレスの積み重ねが人間関係の悪化をさらに進めてしまうこともあり、心身の不調を引き起こした場合、その体調不良が原因で退職する場合も少なくありません。

    また、介護職としてできるだけ職場の人間関係に対するストレスが少ない職場環境を求めて転職するということもあります。

     プライベートに関する退職理由

    生活リズムが不規則になる

    介護職の現場は高齢者や障害がある方を対象に生活に関わる支援をします。生活に関わる支援は昼夜を問いませんので、介護職の勤務形態が不規則になる場合があります。

    朝の早い時間から出勤する日もあれば、夜勤をする日もあるという状況から、睡眠時間や食事時間が不規則になることで生活リズムが不安定になり心身の健康状態の悪化につながる場合が少なくありません。

    不規則な生活リズムに耐えられなくなり、介護職を辞めたいという考えにつながるということです。

    自分の時間を作れない

    介護職の勤務がシフト制になっている場合、多くの職員と調整しながら、勤務日と休日のシフトが決まります。シフトが調整された結果、連休が取れないことで自分の時間が持てないということもあります。

    休みの日が1日だけだと、次の日が仕事になるため、体調を回復させるために休むことが思うようにできない状況になります。

    連休があることで体調を回復する日とプライベートを楽しむ日を持つことができ、心と身体の健康状態の回復ができると考えられます。自分の時間を持てないことが介護職を続けられないと退職する理由になっています。

    介護職が辞めたくなる悩みや理由を解説

    介護職が辞めたくなる悩みや理由として、3つの例を解説していきます。

    ①    仕事にやりがいを感じられない

    介護職の仕事にやりがいを感じられなくなってしまうと、仕事に対するモチベーションを維持することが難しくなってしまうので、辞めたい気持ちが強くなってしまいます。

    やりがいを感じられない背景には以下のような問題に対してネガティブな感情を持ってしまうことが要因にあると考えられます。

    • 収入面の問題
    • キャリアアップの問題
    • 人間関係の問題
    • 働き方の問題
    • 介護職としての業務内容の問題

    ②    体力面での問題

    介護職として働き続けることに対して、体力面や精神面の問題が理由となり辞めざるを得ないということがあります。

    介護職の仕事は食事・入浴・排泄・更衣・移動などの身体に直接関わることで、体力が必要になることが多く、腰や膝が痛くなるということも少なくありません。生活に関わる仕事なので、生活動作の支援を毎日続けていくことになります。

    勤務形態やシフトなどで思うように休めず、不規則な生活スタイルになってしまうと、体力面の回復が思うように進まず、介護職を続けることに対して悩みを抱いてしまいます

    ③    精神面での問題

    介護職を続けるなかで感じてしまうストレスの問題があります。介護職は人に直接関わる仕事になりますので、対人関係のなかでストレスを感じる場合が少なくありません。ストレスをどのように整理・消化していくかで介護職を続けられるかどうかにつながってきます。

    できるだけストレスが溜まらないようにしたくても、働き方や不規則な生活スタイルでストレスを整理・消化する取り組みができなってしまいます

    ストレスの状態が強くなってしまうことで、精神面の体調不良につながり、介護職を続けることに対して悩みを抱いてしまうことにつながってしまいます。

    介護職が「辞めてよかった」と感じるとき

    介護職を辞めた方が、辞めてよかったと感じるポイントを紹介いたします。

    自分の希望に合う給料をもらえるようになった

    介護職としての給料面に不安や不満を抱いて辞める場合、今よりは良い給料の職種へ転職することで「給料アップできた」、「辞めてよかった」と感じる声があります。

    介護職としての給料相場に対して納得できない場合は、介護職ではない他の職種に転職することで自分の希望に合う給料になった、介護職を辞めて良かったと感じることにつながります。

    自分に合う職場環境・人間関係になった

    人間関係が理由で介護職を辞める選択をする場合も少なくありません。人間関係に関わるストレスを抱えながら介護職を続けていても自分自身にとっては苦しい状況が続くだけですし、介護職としての支援にも影響する可能性も考えられます。

    職場が変わることで自分に合う職場環境になった、人間関係が良好になって働きやすくなったということがあります。

    働き方が変わりしんどさが軽減された

    介護職の支援には体力が必要な業務や継続することで身体的な疲労蓄積により腰や膝などに影響が出ることがあります。

    介護職を辞め、自分の心身の状態にあった職場へ転職することで心身のしんどさが軽減されて良かったということがあります。

    ワークライフバランスを考えられるようになった

    介護職として働くことで、勤務形態やシフト調整などにより仕事とプライベートの生活バランスに不安定さを感じてしまい、介護職を辞めるということがあります。

    介護職を辞め、自分自身のプライベートを大切にできる働き方ができる職場へ転職することで、ワークライフバランスを考えられるようになったということがあります。

    正規職員で働くということに拘りを持たずに、パートでの勤務や派遣社員として働くということで、自分の人生の豊かさにつながると考えられる場合もあります。

    【参考】仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 – 「仕事と生活の調和」推進サイト – 内閣府男女共同参画局 (cao.go.jp)

    介護職を辞める前にできることを解説

    職場に対して働きかけできること

    職場の環境が改善可能かどうかを確認する

    介護職として働くなかで、職場環境や勤務形態、待遇などが理由になって続けることに不安を抱く場合があります。

    自分一人で動くだけでは改善は難しいかもしれませんが、複数の介護職のなかで共通の不安があるのなら職場環境や勤務形態、待遇などが改善できるかどうかを上司に相談してみましょう。

    改善・取り組みの見込があるのか、具体的にどのようになるのかを知ることで、介護職を続けるのか、辞めるのかを決定する判断材料になります。

    改善・取り組みの見込がない場合は、介護職を退職すること、転職を考えて動き始めることが今後の自分自身にとって有益なことにつながるかもしれません。

    介護職を退職する、退職に向けて動いていくことを転職エージェントなどに相談してみるのもできることのひとつになります。

    転職についての情報を多く持っているエージェントから情報提供やアドバイスをもらうことで、退職後・転職後に生じる可能性がある問題や不安の軽減につながる場合もあります。

    生活のために準備すること

    退職後の生活に必要な費用を貯金する

    介護職を辞めると決めて、次に向けて動き出すタイミングはギリギリで決めるよりも、3ヵ月程度余裕を持つことができれば、退職後の金銭的な不安が軽減できるかもしれません。

    転職先を見つけることに時間がかかる場合もありますし、介護職を続けながら転職先を見つけることは、時間が限られたなかでの活動になり思っている以上に大変です。

    退職後3ヵ月間を何とかできれば、自己都合退職でも、雇用保険の失業給付を受け取れます。3ヵ月程度余裕を持つことができるように必要な費用を少しずつ貯金しておくと良いでしょう。

    退職時期を考える

    自分自身の生活のために、退職時期を考えることも大切です。例えば、ボーナスが支給される時期よりも後に退職時期を考えれば、退職後の金銭的な不安の軽減にもつながりますので、辞めるタイミングとしては良い時期といえるでしょう。

    まとめ

    介護職として働き続けることが難しくなる理由を知ることで、「自分だけが悩んでいるわけではないんだ」という気持ちを持つことができます。我慢を続けて働き続けずに、介護職を辞めること、転職することで「辞めてよかった」と思えることもあります。
    介護職を辞めること、転職活動することを一人で動くのではなく、親しい同僚への相談や転職エージェントなどを活用することで、計画的に行動ができるように取り組みましょう。

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