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    介護職の転職の時期はいつが最適?円満退社のコツとタイミングの見極め方

    就職・転職 コラム 2023/04/24

    少子高齢化社会の日本では、介護職に携わる人は貴重な存在です。需要も高まっていることから、より良い条件を求めて転職を考えている介護職の方も多いのではないでしょうか。しかし、介護職の転職はどの時期がおすすめなのか、また、どんなタイミングで転職すべきか悩んでいる方も多いはずです。

    そこで今回は、介護職の転職に最適な時期、現在の職場を円満に辞めるコツについて紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

    介護職は人手不足のため転職できる職場は多い

    介護職は人手不足が常態化していることから、時期を問わず求人情報が豊富です。そのため転職できる職場が多くあります。内閣府によると日本は2017年時点で、65歳以上の高齢者数が3,515万人で、総人口に占める割合は27.7%という超高齢社会となっています。

    今後も介護を必要とする高齢者は増え続けることが予測されます。このことから介護職員の需要が増えていくことが考えられ求人情報が常にある状態が続くといえるでしょう。

    【参考】高齢化の現状と将来像 – 内閣府

    雇用の需要は高い

    介護業界は他業界と比較すると有効求人倍率は高く、正社員雇用の可能性も高くなります。先述したように介護業界の人手不足は深刻です。また、今後も高齢化が進行するため、介護職のニーズは高くなるでしょう。そのため、介護職の需要は年々増加し、安定して働ける職業でもあります。

    中高年でも採用されることがある

    一般的な会社では、40代や50代の転職成功率は厳しいものです。しかし、介護現場では、人材不足も影響し40代や50代でも、転職がしやすく、正社員として雇用されるケースも少なくありません

    この年代は利用者の方とのコミュニケーションの場面において、今までの社会経験や人生経験を生かしやすい特徴があります。また、実際に介護職としての経験がなくても、家族を介護した方もおられるでしょう。家族介護の経験は、面接の時にアピールできる大きなポイントとなります。

    しかし、介護業界では身体介護や夜勤業務など体力が必要です。体力面で不安がある方は、体力作りや正しい介護技術を身につけておくとよいでしょう。

    介護職が転職する理由とは?

    ここからは、介護職の転職理由をいくつか紹介いたします。

    仕事内容に違和感がある

    毎日の作業や仕事内容に違和感があり、転職を考えるケースがあります。高い志を持って介護職に就いても、実際の現場ではゆっくりひとりずつケアする時間が持てないことも多く、思っていた介護ができないと感じる方もいるでしょう。

    また、介護の現場は同僚の職員との関係性や介護のやり方・考え方の相違で職場に馴染めないという方もいます。介護には正解がないため、職員の立ち位置によって考え方が大きく変わるのです。

    ストレスが多い

    介護職はストレスを抱えやすい職業です。チームワークが必要でさまざまな人との関わりが必要になります。利用者の方とのコミュニケーションも難しい場合もあり、人間関係や職場の環境が合わず転職を考える職員もいます。

    また人手不足によりひとりの介護職への負担が大きく、いつ何が起こるか分からない現場でのプレッシャーや緊張感でストレスを感じる職員も少なくありません。

    給料が安い

    収入が少ないことで転職を考える人もいます。近年では、国の施策として「介護職員処遇改善加算」が創設され給料が上がってきてはいるものの、まだ務内容に見合った給与ではないと、不満を感じることから転職を考える原因となっています。

    また、職場によって昇給がないところや「介護職員処遇改善加算」が十分に取得できない事業所もあるため将来に不安を持つ方は少なくありません。

    介護職の転職におすすめの時期

    介護業界は人手不足が慢性化しているため年間通して求人情報が数多くあります。その中でも転職におすすめの時期や避けておきたい時期を見てみましょう。

    求人が多い時期

    介護業界において、最も求人募集が多くなるのは年度始まりの4です。理由は、3月に年度末を迎え、退職する人が多くなることが挙げられます。さらに採用が定まっていない新卒者もいることから、この時期に求人をかける会社は多い傾向です。

    しかし、人手不足の問題を抱える介護業界でも、多くの費用が必要となることから、常に求人募集をかけているわけではありません。

    ボーナス支給後

    介護業界で転職をおすすめする時期は1月から3月です。理由として、転職を考えている人の中で12月の賞与が支給された後に退職者が多くなるため求人数が急増します。

    他にも4月の新入社員が入社する前で、先輩職員が教育時間を確保しやすいことから転職活動に適しているといえるでしょう。

    一方で、最も避けたい時期は5月と12月です。5月は1月から3月の転職が多くなる時期に人員を確保しているため、求職者を探している企業が少なくなります

    また、12月は年末年始などの長期休暇の時期で人手不足になりやすく、このタイミングで退職すると同僚に迷惑がかかってしまう可能性があるため、この時期の転職活動は避けたほうがよいでしょう。

    転職時期を決定するポイント

    転職活動を成功させる3つのポイントを押さえておきましょう。ポイントを把握することで自分に見合った転職時期を決められます。

    働きながら転職する余裕があるか

    働きながらの転職活動は忙しい人の場合、情報収集する時間を割けず面接スケジュールや入社日を決めにくいなどの難しさがあります。ただ、仕事をしながらの転職活動なので収入は安定するため生活費などの心配がなく気持ちに余裕が生まれるでしょう。

    実際には仕事を辞めてから転職活動をする人よりも、働きながら転職活動をする人の方が多い傾向にあります。

    転職までの生活費はあるか

    退職してから転職活動を始めようとする場合は、仕事が見つかるまでの生活費が必要です。事前に貯金をして生活費の準備をしておくとよいでしょう。また、自己都合で退職した場合には失業保険を受給することは可能ですが、離職票を提出してから受理されるまでの7日と支給されるまでの3ヶ月程度の期間を待つことになります。

    一方で会社都合による退職の場合は1ヶ月程度で受給が可能です。しかし、条件があるため詳しくはハローワークに相談しましょう。

    ストレスにならないか

    転職をしたいと思っていても転職活動中に必要な生活費や上司や同僚に退職を伝えづらいなどの理由で精神的ストレスに繋がる場合があります。また、このようなことが原因で心身に影響が出た場合には「特定理由離職者」に該当することがあります。

    「特定理由離職者」に該当すると退職理由が自己都合から、会社都合となり失業手当の支給が1ヶ月後に短縮されるため、該当すると思われる方は、申請するとよいでしょう。

    円満退職するためのコツ

    ここからは、職場を円満に退職するためのコツをご紹介いたします。退職理由が結婚や出産などのライフイベントや、体調の問題で勤務が難しいなどの場合であれば、認めざるを得ないため引き留められることは少ないでしょう。

    注意したいのは、給与や職場環境を理由に退職を願い出た場合、「改善する」と言われ先延ばしにされる可能性があります。

    退職の意向は早めに伝える

    退職することを決めたら、できるだけ早めに職場に伝えましょう。まずは職場の就業規則を確認して、規則上いつまでに退職の意思を伝えれば良いのかを確認しておきましょう。

    一般的には、退職日の1〜3ヶ月前といわれています。規則よりも短い期間に意思を表示してしまうと、職場で不要なトラブルを招く可能性もあるため注意が必要です。

    後任者や求人の時間も考えて、最低でも退職日から2ヶ月前には伝えるようにするとよいでしょう。

    最初に上司に伝える

    まずは退職の意向を直属の上司に伝えましょう。直属の上司とは職場で自分の仕事について管理や指導をしている人のことです。退職の意向を伝えて理解や納得をしてもらえた後は、どのように伝えるべきかを確認しておきます。

    基本的なマナーとして、上司に対して急に退職の話をするのではなく、事前にアポを取ってから伝えるほうがよいでしょう。

    退職話を公にすることで、職場の士気を低下させてしまう場合があるため注意が必要です。

    人手不足の時期は控える

    人手不足の状況では、残される職員の負担が大きくなる場合があります。人手不足が一時的なものであるとわかっているのであれば、解消されるまで待ったほうがよいでしょう。

    ただし、職場によっては、慢性的に人員不足が起きているところも珍しくはありません。常に人が足りない状態は、会社の人事が解決すべき問題です。早めに退職の意思を伝える礼儀を通しているのであれば、あとは毅然と辞める意思を貫きましょう。

    仕事の引き継ぎを済ませる

    引き継ぎ業務は普段の業務と並行して行うため、いつも以上に忙しくなるでしょう。しかし、しっかりと引き継ぎを行い、退職した後も円滑に業務が行われる状況であれば、会社側も快く送り出してくれるでしょう。

    何を引き継ぐのかを書き出して退職する日から逆算して計画を立てるとスムーズに行えます。

    計画についても2〜3日の余裕をもっていれば、イレギュラーなことがあっても臨機応変に対応がしやすくなるでしょう

    仕事を残さない

    退職する際のマナーとしては仕事を残さないことも大切です。業務の引き継ぎで計画したように、自分がしている仕事の進捗も退職日から逆算しておくとよいでしょう。

    在籍中に終わらせられる仕事は、最後まで責任を持って済ませておきます。どうしても終わらない仕事であれば、引き継ぎを行い後任者へお願いしたほうがよいでしょう。

    退職理由は前向きな内容にする

    退職理由は前向きな理由が受け入れやすいです。転職を決めた時は、必ず理由を聞かれるため、本当の理由がネガティブな理由であっても前向きな理由に変換すると会社に受け入れやすくなります。また、腰痛や持病の悪化といった体調不良なども仕事を続けることが困難なため、納得してもらいやすい理由のひとつです。

    まとめ

    今回は介護職の転職をスムーズに行うために最適な時期やポイントを紹介してきました。円満退職をするためには、できるだけ早く上司に伝えるようにしましょう。

    退職時には職場でお世話になった方への感謝の気持ちを伝える事や挨拶を行うとよいかもしれません。しっかりと後任者へ業務の引継ぎをしておけば、円満に退職ができ、転職活動もスケジュール通りに進んでいくでしょう。

    今回の記事が、介護職の転職時期の参考になれば幸いです。

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