介護士として働いている人の中には、ネイルをつけて楽しみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。当記事では、介護士のネイルはダメなのかどうか紹介いたします。
一般的な施設はネイルをNGにしていることに触れつつ、なぜNGなのかを解説。また、介護士として働きながらオシャレを楽しむコツを紹介いたします。
ここでは、介護士のネイルが禁止されている理由を3つ紹介いたします。
具体的には、
それでは順番に解説していきます。
介護士がネイルをしていると、介助時に利用者の方を傷つけてしまう恐れがあるので危険です。高齢者の肌は加齢により乾燥しており、皮膚も薄くなっています。ほんの少し触れただけで、皮膚が剥離してしまうケースもあるほどです。
ネイルでコーティングした爪は、通常よりも固くなります。介助を行った場合、利用者の方の皮膚を深く傷つけてしまうかもしれません。またネイルにはストーンなどの装飾も施されています。配膳や食事介助の際、ネイルのパーツが食事に混入してしまうリスクもあるのです。
ネイルをすると、爪とネイルの隙間に汚れが溜まりやすいため、衛生上の問題が発生する可能性があります。また、ネイルの装飾品にも細菌が付着するリスクもあるのです。
入浴や排せつ介助などの作業をした後に、手洗いだけでは十分に汚れを落とせない場合もあるでしょう。そのまま配膳や食事介助をすると、利用者の方に感染症を引き起こす恐れがあります。そのため感染症防止の観点からも、多くの介護現場ではネイルが禁止されているのが現状です。
介護士がネイルを装着していると、利用者の方や家族に不快感や不安を与えてしまう可能性があります。ネイルは、見た目が派手であり、大きいパーツを使用しているものも多いため、利用者の方や家族から「身だしなみが整っていない」「安全に介護ができるのだろうか」と疑問に思われるかもしれないのです。
利用者の方や家族と信頼関係を築くためには、見た目にも配慮する必要があります。
ここでは、介護士として働きながらネイルを楽しむ方法について3つ紹介いたします。
具体的には、
それでは、順番に解説していきます。
サロンで施術されるネイルの持続は、数週間程度といわれています。休日にネイルをして、すぐに剥がすのは爪の負担になるかもしれません。
そこで手軽にネイルを楽しむ方法として、ネイルシールがあります。ネイルシールとは、デザインや柄がプリントされているものです。また最近では、除光液を使用せず簡単に剥がせるマニキュアも発売されています。
ネイルシールやマニュキュアを使って、休日におしゃれを楽しむことが可能です。
「ジェルネイルを楽しみたい!」という方は、フットネイルを検討してみてはいかがでしょうか。普段は靴を履いているため、足の指は人から見えにくく衛生面でも問題が少ないと考えられます。
また足の指が利用者の方に触れる機会が少ないため安全面での支障も少なく、フットネイルは手の指よりも長く持つメリットもあります。
ネイル以外にも、爪を美しく見せる方法はあります。爪磨きによって表面の汚れを落とし、形を整えることが可能です。また爪の表面が滑らかになることで、介助の際にも割れや欠けを防げます。
ツヤのある爪は、相手に健康的な印象を与えます。利用者の方や家族にも好印象を与えられるでしょう。
安全面や衛生面への配慮から、多くの施設では介護士のネイルは禁止されています。しかし施設によっては、ルールの範囲内でなら許可されているところもあるのです。一例として、ペールオレンジや自然なカラーのネイルならOKとしている施設もあります。
ジョブトル介護は、幅広い介護求人情報を掲載しています。また細やかな希望や条件についても、専任スタッフによる手厚いキャリアサポートを受けることが可能です。「ネイルをつけて仕事がしたい!」と希望する方は、ネイルOKの施設を探してみてはいかがでしょうか。
ここでは、介護士がネイル以外でオシャレを楽しむ方法について紹介いたします。具体的には、
それでは順番に解説していきます。
ヘアアレンジは、自分自身を表現する方法の一つです。仕事をしながらも自分らしさを保つことで、モチベーションアップが期待できます。また、他のスタッフや利用者の方との会話のきっかけになることもあります。
もちろんあまりにも奇抜なものは避けるべきですが、自分が働きやすいすてきな髪型を見つけてください。
ナチュラルメイクは、自分らしさを活かしながらも清潔感を保つことができます。メイクの時間はリラックス効果もあり、一日の始まりを新鮮な気持ちでスタートさせることも可能です。また清潔感のあるメイクは利用者の方やスタッフなど周囲の人から好感を持たれ、信頼関係を築く上でも役立ちます。
介護士の服装や靴には、動きやすさと安全性が必要です。最近では高機能でありながら、見た目も洗練された服や靴が数多く販売されています。
自分の好みやスタイルに合った服装やシューズを選ぶことで、仕事へのモチベーションアップや身体への負担軽減につながります。
常に身につける小物やグッズは、自分の印象を左右する重要な要素です。ボールペンやメモ、付箋などの文具にこだわることで、さりげないおしゃれを演出できます。また、お気に入りのグッズを身につけることで、仕事へのモチベーションを高めることも可能です。
仕事に役立つアイテムで自分らしさを表現しつつ、おしゃれを楽しみましょう。
ここでは、介護士がネイルケアで注意することについて紹介いたします。具体的には、
それでは、詳しく解説していきます。
利用者の方への安全と衛生面から、爪は短く切りましょう。長い爪は利用者の方を傷つけるだけでなく、洗濯や掃除などの動作で割れたり欠けたりしやすくなります。
理想は、手のひらから見て爪が見えない程度の長さです。深爪にならないよう注意しましょう。爪切りややすりなどのケアグッズを揃えて、毎日のケアを習慣づけましょう。
爪に負担がかかると、割れたり二枚爪になったりする可能性があります。割れてしまうと痛みを感じるだけでなく、感染症のリスクも高くなってしまうので注意が必要です。
爪に負担をかけないようにするために、常に短く切っておきましょう。また爪が欠けているなどの症状がある場合は、保護のためネイルオイルなどを利用するのも有効です。安全に介助するためにも、爪に負担をかけないことを心掛けましょう。
爪を清潔に保つことも重要です。爪と皮膚の間に汚れが溜まると、感染症を引き起こすリスクが高くなります。清潔を保つためには、定期的に爪の周辺や皮膚とのすき間を洗いましょう。汚れがひどい場合には、爪ブラシを使用して汚れを落とします。
爪を清潔に保つことは、自分や利用者の方の健康を保つことにもつながるのです。
今回は、介護士がネイルをつけられない理由と、オシャレを楽しむ方法について解説いたしました。
介護士のネイルは、介助の際に危険や不衛生な状態が生じる可能性があるため、多くの介護施設で禁止されています。また周囲の方を不快にさせてしまう恐れもあります。
そのため介護士として働きながらネイルを楽しむためには、フットネイルやネイルシールの使用など、ネイルを施さない方法が好まれます。
しかし中には、「介護士として勤務しながら、思い切りネイルを楽しみたい!」と考える人もいるでしょう。そのような場合には、ルールの範囲内でネイルを許可している介護施設を探すことをお勧めします。ネイルを許可している施設を探して、自分らしく働きませんか?
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