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    介護助手・介護補助とは?仕事内容や勤務先、資格の必要性を解説

    介護士不足 介護助手 仕事を知る 資格 2024/01/10

    介護職のひとつに「介護助手(介護補助)」があります。介護現場に欠かせない存在ですが、どのような仕事なのか、資格は必要なのか気になっている方は多いのではないでしょうか。

    そこで当記事では、介護助手の仕事内容や主な勤務先を紹介いたします。また、介護助手にはどのような資格が必要なのか、なくても仕事に就けるのかなども解説いたします。

    介護助手(介護補助)とは?今後の介護に不可欠な存在

    ここでは、介護助手(介護補助)について4つを紹介いたします。具体的には、

    1. 介護職員をサポートする重要な役割
    2. 2024年度から介護保険制度に位置づけられる見込み
    3. 介護職員との違い
    4. 介護助手は無資格でもOK!

    それでは順番に解説していきます。

    介護職員をサポートする重要な役割

    介護助手とは、介護職の助手として介護業務を間接的にサポートする職種です。介護補助と呼ばれることもあります。一般的には、食事介助や入浴介助など利用者の方の身体に直接触れるケア以外の業務を行います。具体的には、食事の配膳や清掃、ベッドメイクなどを行う場合が多いです。

    介護現場は慢性的な人手不足に陥っています。介護職が専門的な業務に専念できるようにサポートする介護助手は、今後ますます介護業界に欠かせない重要な存在になっていくと考えられているのです。

    2024年度から介護保険制度に位置づけられる見込み

    介護助手は、これまで介護保険制度での正式な職種としては認められていませんでした。しかし2024年度の介護保険制度改正では、正式な職種として位置づけることが検討されています。

    厚生労働省は、介護助手を導入することで不足する介護人材を緩和したいと考えているのです。介護職が身体介護などの専門的業務に専念できれば、介護サービスの質の向上も見込めます。また高齢者の就労の機会を促進する効果もあるのです。

    介護職員との違い

    介護職員と介護助手の大きな違いは、仕事内容です。介護職員の仕事内容は、利用者の方に直接触れて行うオムツ交換や入浴介助などの身体介護です。

    介護助手は原則として身体介護は行わず、声掛けや清掃など間接的にサポートするのが主な業務です。介護助手の詳しい仕事内容については、後ほど説明いたします。

    介護助手は無資格でもOK!働きながらステップアップできる

    介護助手は、資格がなくても勤務できます。つまり介護施設で実務経験を積みながら、資格を取得しステップアップすることも可能なのです。

    ただし介護について知識がないまま業務に就くことに不安を感じる方もおられるでしょう。そこで介護未経験者を対象に、入門的研修を実施している自治体もあります。

    内容は、介護や認知症についての基礎知識について学ぶものです。日程は1日で修了するものから6日間程度実施されるものなど、自治体によって異なります。興味をお持ちの方は、それぞれの自治体に問い合わせください。

    【参考】厚生労働省 介護に関する入門的研修の実施について

    介護助手の仕事内容について

    介護助手の仕事内容は、法令や介護保険制度などで厳密には定められていません。施設によって多少の違いはありますが、原則として利用者の方に直接触れない業務を担当し介護職の負担を軽減するのが介護助手の役割です。

    具体的な介護助手の仕事内容は、以下の通りです。

    • 食事や排せつなどの声掛けや促し
    • 配膳やお茶くみ
    • 利用者の見守り
    • レクリエーションの補助
    • 送迎など

    以上のように介護助手は、介護職が身体介護などの専門的な業務に集中できるようにサポートします。ただし明確な基準は定められていませんので、詳細は応募前に確認しましょう。

    介護助手として働くメリットについて

    ここでは、介護助手として働くメリットを3つ紹介いたします。具体的には、

    1. 未経験・無資格でもスタートできる
    2. 体力や精神に負担がかからない
    3. 介護助手として働きながらステップアップできる

    それでは、順番に解説していきます。

    未経験・無資格でもスタートできる

    介護助手は、介護の経験や資格がなくてもキャリアをスタートできます。介護の仕事に興味はありながらも、自分に合っているかどうかわからず迷っている方もおられるでしょう。

    介護業界では介護福祉士などの資格取得者が多いため、「資格がないと働けない」という誤ったイメージが広まっているのも事実です。しかし介護助手であれば、未経験・無資格でも勤務できるので気軽にキャリアをスタートできます。

    前章にて紹介したように、短期間で介護や認知症についての基礎が学べる入門的研修を実施している自治体も多いです。無料で実施されているケースも多いので、興味をお持ちの方は各自治体へお問い合わせください。

    体力や精神に負担がかからない

    介護助手は、仕事をする上で体力的・精神的に負担がかかりにくい職種といえます。介護助手は、原則として利用者の方に直接触れる業務を行わないからです。

    平成29年に厚生労働省が実施した「介護職の悩み・不安・不満など」に関する調査では、約30%の介護職が「身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安がある)」と答えています。また、「精神的にきつい」と回答した介護職も全体の約27%でした。

    実際に介護職として勤務を始めたものの、適性を欠いて退職してしまう人も一定数いるのも事実です。しかし介護助手としての勤務では、以上のような負担の高い業務は求められません。介護助手としてキャリアをスタートして「自分には介護が合っていそう」と感じたら、本格的に介護職として勤務することも可能なのです。

    介護助手として働きながらステップアップできる

    介護助手として施設に勤務しながら、資格勉強してステップアップする人も多くいます。働きながらの資格勉強に不安を感じる方もおられるかもしれません。しかし介護施設には、勤務しながら資格取得に向けて勉強している人は多くいるので、お互いに励まし合って切磋琢磨することが可能です。

    介護職として勤務すると、入浴介助や排せつ介助など、体力・精神面で大変な業務を担当しなければなりません。しかし介護職員の処遇改善は進んでおり、給料アップが期待できます。また介護福祉士などの資格を取得すれば、資格手当を受け取ることも可能です。

    以下に、介護職として勤務する際に取得しておくとよい資格を紹介いたします。

    資格 概要
    介護職員初任者研修 介護の仕事に就くための基礎的な知識や技術を身につけるための研修です。座学に加えて、実技演習で身体介護を学びます。構成カリキュラムは130時間です。
    実務者研修 介護福祉士の受験資格を得るための研修です。介護職員初任者研修よりも深く介護について学習します。研修を修了後、3年間の実務経験があれば介護福祉士を受験可能です。
    介護福祉士 「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく、介護系では唯一の国家資格です。資格手当や処遇改善手当により、給料アップが期待できます。介護職として勤務するなら、取得しておきたい資格です。

    他にもケアマネージャーや社会福祉士など、多くの資格があります。自分の興味のある分野について深く学ぶことで、より専門的な職種に就くことも可能です。

    介護助手の就職先は?広範囲・多様な働き方で活躍できる

    介護助手は、さまざまな介護施設で活躍できます。また職員だけでなく、パートやアルバイトなど、多様な働き方を選択することも可能です。

    以下に、介護助手が活躍できる施設を紹介いたします。

    施設名 特徴
    特別養護老人ホーム(特養) 利用者は、原則として要介護度3以上で在宅での生活が困難な高齢者です。食事や入浴、排泄などの日常生活の介護をメインに行います。
    介護老人保健施設(老健) 在宅復帰を目標とする高齢者を対象とした介護保険施設です。身体機能回復や生活機能向上を図るためのリハビリテーションや、在宅復帰に向けた支援を行います。
    有料老人ホーム 介護や生活支援を提供する民間の高齢者施設です。入居者の要介護度や希望に合わせて、食事や入浴、排泄などの日常生活の介護や、レクリエーションなどの支援を行います。
    デイサービス 要介護状態にある高齢者が、日帰りで利用する介護サービスです。食事や入浴、排泄などの日常生活の支援やレクリエーションなどのサービスを提供します。

    まとめ

    今回は、介護助手(介護補助)について解説いたしました。深刻な人手不足の状態にある介護現場にとって、介護助手は介護職をサポートしてくれる重要な存在です。2024年度の介護保険制度改正では、正式な職種として位置づけられることが検討されています。今後ますます、介護助手の活躍の場は広がる見通しです。

    資格や現場経験を必要としない介護助手は、介護業界でキャリアをスタートしたいと考えている人にもチャレンジしやすい職種と言えます。

    ジョブトル介護では、さまざまな介護職種の求人情報を掲載しております。介護施設で介護助手として働くことに興味をお持ちの方は、ぜひご活用ください。

    今回の記事を通じて、介護助手の仕事に関心をお持ちいただければ幸いです。

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