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    介護職の男性は少ない?現状や活躍する方法を紹介

    仕事を知る コラム 2020/06/30

    介護職に就いている男性は少ない現状があります。ここでは男性が介護職員として働く場合のメリットやデメリットをまとめてみました。利用者の方は女性が多いため、異性を介護する際は注意する必要があります。福祉業界は女性が多い職場ですが、その中で男性の介護職員が活躍できる方法をわかりやすく解説していきます。

    介護の仕事

    介護の仕事は、心身機能の衰え、疾病による機能低下などによって自分のことができなくなった人の介助を行うことです。介助の程度は、利用者の方の状況によって異なります。見守りや一部介助でよい方もいれば、すべてにおいて介助が必要な方もいます。

    特に疾病によって介助が必要になった場合、疾病に合わせた対応が求められます。脳梗塞や転倒による骨折などでは身体機能の低下が多くみられ、歩行できていた利用者の方が車イス生活になることが多いです。

    認知症の場合は、徘徊や異食行為など目の離せない行動がみられることがあります。介護職として専門的な知識や技術をもって利用者の方に合わせた介助を行うことが大切になります。

    男性介護職の現状

    介護職として活躍している男性はいますが、まだまだ少ないのが現状です。

    男性の割合はまだまだ少ない

    介護の仕事は女性が多く、男性は少ないです。公益財団法人介護労働安定センターにて行われた「平成29年度介護労働実態調査」によると、介護職員33,541人の男女割合は男性24%、女性73.3%という調査結果となっています。男性介護職員の活躍の場は増えていますが、統計をみてみると圧倒的に女性が多い業種と言えます。

    給料や待遇

    介護職の給料は安いと言われていますが、全業種から大きくかけ離れているわけではありません。国税庁から発表されている「平成30年度分民間給与実態統計調査」によると、全職種の平均年収は440万円です。産業別を確認すると、医療・福祉分野は397万円となっており、平均に比べやや低い程度となります。

    一方で多くの事業所では介護のキャリアパス制度が導入され、専門知識や資格の修得など経験によって評価されるようになりました。事業所の取り組みに応じて介護職員処遇改善加算がつきます。さらに令和元年10月より技能や経験のある介護職員の処遇改善を目的として介護職員等特定処遇改善加算が導入されており、待遇はよい傾向にあります。

    未経験でも活躍できる

    介護職はやりたいと思ったときから始められる仕事であり、年齢や経験は関係なく、活躍できます。30代、40代であっても問題ありません。実際に身内の介護をきっかけに介護職へ転職した人もいます。

    介護のキャリアパス制度が導入され、実務経験に応じた知識や技術の修得が求められます。介護の資格は講座を受講して修得できるものから国家資格までさまざまです。介護職として活躍したいと思っているなら1年後、3年後、5年後など先を見据えて勉強していくことが大切です。

    男性介護職の求人は増加傾向

    男女を問わない介護職員の求人は増加傾向にあります。女性の場合、結婚や出産によって同じ働き方が困難になることがあります。その点、男性は家族が増えることによって仕事により力が入る人の方が多く、結婚や出産をきっかけに退職は少ないことがあげられます。

    長く働き続けてほしいと多くの事業所が考えており、男性介護職の求人につながっている状況です。

    男性介護職の重要性

    女性が多い職場ですが、男性だからこそできる仕事がたくさんあります。具体的な仕事について解説していきます。

    トラブルの抑制を担う

    さまざまなトラブルを回避するため、調整能力が求められます。

    利用者のセクハラや暴力

    利用者の方によっては女性職員を触る、また気に入らないと暴れることがあります。病気や介護が必要な利用者の方だから仕方がないでは終わらせることはできません。女性職員の場合、やってはいけない行為であることを説明できず、精神的なショックを受けることがあります。

    その一方、男性職員がセクハラを受けることはあまりないため、利用者の方にやってはいけないことを伝える役割を担っています。

    職場の人間関係の調整する

    複数人で働くことで人間関係に悩む人が現れます。特に女性が多い職場では性格や働き方によって人間関係が複雑になることが多いです。介護の仕事はチームワークが大切ですが、人が多く集まれば、そこには人間関係のトラブルも起きやすいです。男性ならではの中立な視点で人間関係の調整が求められます

    力仕事が多い

    入所施設の場合、重度の利用者が多く入所しているため、力仕事が求められます。

    利用者の介助

    介護の状態は異なりますが、自分で寝返りをうてない、起き上がることができない利用者の方は大勢います。介護をする職員側は腰や肩など痛めないように専門的な介護技術を学び、介護を行いますが、やはり力は必要です。福祉用具を利用しながら安心や安全な介護を行うように努めていますが、力仕事が多いのが現状です。そのため女性より力のある男性介護士が求められるのです。

    荷物の持ち運び

    入所施設は生活の場のため、自宅で生活していたときに使っていたものを持ってきてもらうことが多いです。その他、自分でできない人が多く、必要な物を運ぶことは介護職として大切な仕事になります。

    また介護を提供するにあたってさまざまな物品が必要になります。排泄介助であればオムツやパット類が必要になります。食事は目の前までトレイにのせて配膳します。入浴の場合、物品の準備や入浴後の着替えなどを用意、入浴してもらいます。その日の入浴が終わったら浴室の掃除を行います。浴槽を洗う洗剤、利用者の方の頭を洗うシャンプーやリンスなどさまざまなものが必要になります。

    これらの用意も基本的にはすべて介護職員が行っているため、毎日いろいろな荷物を持ち運んでいます。中には重いものもあるため、男性職員は頼まれることが多いです。

    男性利用者のため

    平均寿命が延びており、男女ともに介護施設を利用する方が増えています。女性利用者の方が男性職員を避けるように、男性利用者の方が女性職員を避けることもあります。異性からの介助は恥ずかしいと考える利用者の方がいます。年齢に関係なく、介助の基本は同性介助です。安心して介護を受けてもらうため、職員側には女性と男性のどちらも必要になります。

    女性介護職のため遠慮をされる

    女性介護職の場合、小柄で介助を心配される、安心して介護が受けられるのかなど利用者の方が自分を担当してもらって大丈夫かと不安になることがあります。また排泄や入浴介助は直接肌や皮膚の観察を行います。異性の職員に見られることは恥ずかしいと思う利用者の方も大勢います。

    職員側にやましいことがなくても利用者の方からすれば羞恥心でいっぱいになります。見た目で遠慮をされないような配慮や工夫が必要になります。

    男性介護職のほうが安心する

    男性利用者の場合、同じ性別の介護職員の方が異性の介護職員に比べて安心感が大きいです。介護は特別なことではありません。私たちもある日突然介護が必要になったとき、なるべくなら同性の介護職員に頼みたいと思う気持ちと同じです。

    リーダーシップ

    女性介護職のリーダーシップが悪いわけではありませんが、女性の場合、すべてではないですが一時的に介護職を離れてしまう人がいます。

    その点、男性介護士は自分の福祉に対する思いが施設側と共感できる、理念や指針を大切にできるなど自分の考えと同じであれば長く働き続けていくことが可能です。女性の多い職場の中、男性としてのリーダーシップを発揮してほしいと誰もが願っています。

    男性介護職ならではの悩みとは

    男性介護職も悩まず何でもできるというわけではなく、やはり悩みはあります。悩みを持つこと自体は普通のことです。悩む中で何が大切か、どのようにしていくとよいのかが自分自身で導き出せるか否かが大切になります。

    人間関係

    福祉業界に限らず、人間関係は永遠のテーマです。介護施設の場合、介護職員の男女比で確認いただいたように女性が約80%を占めています。同性で悩みを共有できる介護職員が常に近くにいるわけではありません。

    また男性だから解決してほしいと言われても簡単に解決できることは少なく、反対に自分の方が悩んでしまうことがあります。

    女性同士の人間関係の複雑化に助けを求められたら解決に向かってカウンセリングは有効ですが、すべて男性職員ができるわけではありません。あくまで中立な立場でそれぞれの話を聞き、当事者同士がよい方向に進めるように声をかけていく程度に留めましょう。

    女性利用者の介護拒否

    男性介護職が女性利用者の方に対して、言葉遣いを丁寧にし、怖がらないよう細心の注意を払っても介護を拒否されることはあります。これは性別が異なるため、仕方がないことです。特に若くして介護が必要になった女性利用者の方の場合、羞恥心が大きく、男性介護職から介護を受けたくないと言われる人はいます。

    こういうときは何とか介助を続けようとはせず、女性職員に代わってもらうななどし、女性利用者の方のストレスにならないように努めてあげましょう。

    力仕事

    介護の仕事は力が必要なことが多く、大変なことも多いと前述しましたが、いくら男性職員だからといっても、すべて力仕事を任せられては困ります

    介護職員の男女比から見てもわかるように福祉業界は女性の職場であり、男性介護職員は少ないところが多いです。そのため、男性職員の勤務が数人、又は自分1人ということもあるでしょう。

    女性介護職員では持ち上げることや運ぶことが難しいものもありますが、少ない男性職員で力仕事をすべて行うことは困難です。男性職員も無理のない範囲での対応を心がけないと体力が持ちません。

    職場選びのポイント

    人手不足の介護施設が多く、男性介護職の求人は多数存在します。待遇面だけで選ぶとこんなはずではなかったということにつながる恐れがあります。

    職場を選ぶにあたってまずは施設見学を必ず行いましょう。パンフレットやホームページなどで知る情報だけでは十分ではありません。自分の目で見て、事業所全体の雰囲気、利用者の方の状況、働く職員の態度など確認することが大切です。

    自分だけで探すことが困難な場合は、介護求人サイトへ登録するのがおすすめです。求人サイトへ登録すると、専任コーディネーターがつき、就職まで相談に乗ってくれます。自分なりに職場を分析し、理念や方針に共感が持てるところを探すことが重要です。

    介護士向けの求人・転職・派遣サイト「ジョブトル介護」では、さまざまな介護求人を掲載しております。また運営元の「ライクスタッフィング」の専任スタッフが就業までしっかりサポートしますので安心して仕事探ししていただけます。

    まとめ

    介護職全体を考えると、男性の割合はまだまだ少ないです。一方で介護職は、景気に左右されない、安定した仕事で年齢や経験に関係なく、いつからでも始めることが可能です。

    今後、介護が必要な高齢者はますます増えていきます。男性である強みを活かすことで活躍の場は広がりますよ

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