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    無資格でも介護の仕事はできる!資格よりも経験と思いやる気持ちが大事

    仕事を知る コラム 2019/11/07

    無資格で介護の仕事をスタートするには不安がありますよね。ネットでは、「資格を取ってから…」「無資格では厳しい」など、厳しい意見もあります。しかし、そんなことはありません。介護士の仕事は無資格でも働くことが可能です。

    今回は、無資格で働くなら知っておくべき介護の仕事についてわかりやすくご紹介いたします。

    介護の仕事とは?

    介護の仕事は、配属される部署によって内容はさまざまです。レクリエーション、入浴、排せつ、食事介助など多岐にわたります。生活する上での身の回りのサポートのようなイメージです。

    介護士は24時間・365日体制で交替しながら利用者様のケアにあたります。勤務時間も、早番・日勤・遅番・夜勤があります。週5勤務もあれば週に2~3日で働く人もいます。

    無資格で介護の仕事ができる職場

    冒頭でもお伝えしたように、介護士は資格がなくても働くことができます。しかし、業種によっては資格がないとつけない分野もありますので、求人を検討する際はしっかりと確認を取るようにしましょう。

    介護施設には「通所介護施設」と「入所介護施設」の2種類があります。

    通所介護

    主に、デイサービス・デイケアと呼ばれるジャンルです。基本的には、朝送迎車でご自宅へ迎えに行きバイタルチェックや入浴、食事、レクリエーション(デイケアの場合はリハビリもあり)などを行い夕方自宅にお送りします。

    最近は、午前中だけ・午後だけなどの短時間デイサービスなども登場し、人気になっています。事業所によっては、送迎車の運転を介護士が行う場合があるため、勤めるなら運転免許が必須になります。

    デイサービスは自立度の高い利用者の方が多いため、無資格でも活躍できる場がたくさんあります。

    入所介護施設

    特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、ショートステイ、高齢者向け住宅などのことを入所介護施設と呼びます。簡単に言えば、施設に住んでいる(泊っている)方々を介護する仕事です。2015年の制度改正のより特別養護老人ホームは、介護度3以下の方は入所が難しくなりました。介護度が重い方が多いので必然的に、寝たきりや自立した日常生活が困難な方が増えてきています。

    訪問介護はできない

    訪問介護は、利用者様のご自宅へ出向き、介護を行います。無資格であっても、調理や掃除など利用者様の身体に触れない介護サービスなら行うことが可能です。しかし、多くの場合は車いすへの移動やオムツ交換などがあるため無資格での採用は難しいと言えるでしょう。

    無資格で働く場合のポイント

    では、無資格で介護業界で働くためにはどうしたらよいのでしょうか。ポイントを3つにまとめてみました。

    1. 実務経験を積む

    無資格で介護士になるのであれば、資格取得のことよりも、とにかく「介護の現場でたくさんの経験を積むこと」が大切です。介護現場は、人対人のケアになります。全く同じケアが、通用しないケースの方が多く「Aさんは、このやり方でよいがBさんはダメ。Cさんはさらに時間をかけて行わなくてはならない」などが出てきます。

    10年以上介護士をしていても、ご利用者様にとって最適なケアを毎回欠かさず行ったり導き出すことは不可能です。しかし、経験を積むと危険を察知することが出来るようになったり、トラブルでもすぐに対処することが出来るようになったりします。

    また、経験を積むことで受験できる資格が増えるのも介護業界の魅力の一つです。

    2. 人への思いやり

    現在、介護業界はどの分野も人手不足です。利用者様への思いやりはもちろん、働く介護士同士の思いやりも必要不可欠。仕事上、利用者様に思いやりをもって接するのはもちろんですが、介護士同士も助け合わなくてはありません。

    まだ入職したばかりでも、先輩介護士に「本当にいつもありがとうございます」と一言伝えることはできます。休憩中にチョコレートを渡し「お疲れ様です」と伝えるのも良いでしょう。疲れている時の糖分は、頭の働きをサポートすると言われています。

    忙しそうなスタッフに「何かお手伝いすることはありませんか?」と声をかけることもできます。パソコンに張り付いている介護士に「お茶でもどうですか?」と飲み物を持っていくこともできます。思いやりは、職場全体を円滑にし、利用者様のケアにも良い影響が出ます。

    3. 多くの人との連携

    介護現場は、毎日がチームプレーです。先輩介護士たちと報告・連絡、相談を行い、より良いケアを行います。介護現場では、介護士だけではなく看護師とも一緒に仕事をします。利用者様のケアを介護・医療の両面からサポートし、より良いケアにつなげることができます。

    感染症対策(ノロウイルスやインフルエンザなど)についての勉強会なども行います。

    働きながら介護職の資格取得も可能

    介護の仕事は、仕事を通してスキルアップすることが可能です。介護現場でたくさんの経験を積んでいくことで、国家資格の受験資格を取ることが出来ます。では、介護士で働くとどんなスキルアップができるのでしょうか。いくつかご紹介いたします。

    介護職員初任者研修

    介護職員初任者研修は、昔の『ヘルパー2級』の資格です。ヘルパー2級の時との大きな違いは、修了試験に合格しなければ資格を取得できないこと。そして、現場の実習時間の規定がなくなり、その分スクーリングの時間が増えました。

    修了試験と聞くと、びくびくしてしまう方も多いかもしれませんがその点は安心してください。明確な合格率こそ発表されていないものの、全授業にきちんと出て復習やレポートを問題なく提出していれば合格できるはずです。

    現場で行うトイレ介助やベッドへの移動など実習が多いため、身体を使って受講する資格です。

    介護福祉士実務者研修

    介護福祉士実務者研修は、誰でも受けられる研修です。かつての『ヘルパー1級』の後継資格として定められました。資格というよりは、決められたカリキュラムを修了することで、『介護福祉士実務者研修修了』となります。

    受講時間は、450時間+医療的ケアの演習(たんの吸引などを人形などで実践して勉強します)。通常、通学では全カリキュラム終了まで4~6カ月と言われています。(すでに取得している資格によっては集中的に2カ月で取得できると謳っているスクールもあります)

    2019年4月からは、訪問介護事業所の『サービス提供責任者』になるためには、介護福祉士の資格か介護福祉士実務者研修を修了していることが必要となりました。

    介護福祉士

    介護福祉士実務者研修を修了し、介護士としての実務経験3年以上で受験資格を取得することができます。基本的に仕事内容は、介護業務は介護職員初任者研修と変わりはありません。しかし、多くの施設が介護福祉士の資格手当を設定しているため介護士をしたら取得を目指す人が多い資格です。

    2019年10月から施行される『特定処遇改善加算』では、介護士として勤続10年以上の介護士に月8万円が支給されることが決定しています。このことから、国としても介護人材確保により一層力を入れて取り組もうとしていることがうかがえます。

    介護支援専門員(ケアマネージャー)

    介護支援専門員(ケアマネージャー)は、介護を受けたい人が介護サービスを受けられるように計画(ケアプラン)したサービス事業所(デイサービスなど)と連携・調整を行います。介護業界のスキルアップとして、介護士(未経験)→介護福祉士→介護支援専門員という流れが主流でした。いわば介護業界のスペシャリストです。

    しかし最近では、受験資格の条件が厳しくなり受験者数が減少傾向にあります。以前は、無資格でも10年介護業務に勤務すれば受験資格がありましたが、2018年にこの条件はなくなりました。2018年には受験率が10.1%で過去最低だったという発表があり、今後の動向が気になる資格でしょう。

    「介護にはどんな資格がある?介護資格の種類を解説」では、さらに詳しく介護資格について解説していますので、合わせてご覧ください。

    リアルボイス実際に介護現場で働く人たちの声は?

    実際に、無資格で介護士をしている人達はどのように働いているかいくつかご紹介しましょう。

     

    『わたしは、無資格で、介護の世界に入り、三年目。無事、介護福祉士を取りましたが、まだまだ素人だと思ってます。仕事に必要なのは、ホントにコツコツとした、知識と技術の積み重ねだと思ってます』

    引用元:みんなの介護

     

    『昔話になりますが20年ほど前に無資格未経験で介護職を探しまわり断られまくれ、やっと雇ってくれた療養病院で看護助手から始め、介護福祉士、社会福祉士を経て今老人ホームで看護師やってます』

    引用元:みんなの介護

     

    『介護職について8カ月、無資格で未経験からスタートしました。同じように悩み、苦しみましたが、資格を取得しなんとか頑張っています。せっかく介護の世界に入ったのなら、やはり目標を持つべきかと。やりがいを見いださないかぎり挫折するかと。私は介護福祉士を目標にしています。学べば学ぶほど、介護に自信がつきます。だから、大変でも勉強はするべきだと思います。ちなみに私は二人の子育て中の母です。』

    引用元:みんなの介護

     

    無資格でも、続けている方たちは介護の仕事の中で「やりがい」や「目標」をみつけているようです。仕事に自分なりの目標を持つことが介護士を続けるパワーになるのかもしれませんね。

    介護の仕事を始めるなら今がベスト!

    介護業界は、国の制度によって収益が大きく変化する制度ビジネスです。制度改正は、3年ごとに見直されます。その都度、改正内容によって介護現場は、勤務時間を変更したり提供するケアを考えたりています。

    10月から増税になったのは記憶に新しいですよね。増税されたうち2000億円が介護士の給与アップさせるための『特定処遇改善加算』にあてられます。特定処遇改善加算は、10年以上勤務しているリーダー級の方の介護士が対象となりますが、平成21年からスタートした処遇改善手当は介護現場で働く介護士が対象となっています。

     

    ちなみに、この処遇改善手当は平成29年度にさらに制度が改良されています。これに加えて令和元年の特定処遇改善加算ですから、国をあげて介護業界の充実に力を入れていることがわかります。

    まだまだ、伸びしろがある業界ですので今後もさらに制度が改正され変化していくことが予想されます。今、介護士として働き出せば、さらに良い待遇になって幅広い活躍が期待できるでしょう。資格取得も有効ですが、制度改正と共に柔軟なやる気を持つことも介護士を続けていくポイントです。

    事前に確認しておくべきポイント

    介護士として働くなら、どこの事業所で働くかが重要です。中でも確認しておきたいポイントは教育体制についてです。無資格だからこそ介護の基本知識・技術が習得できる体制が必要なのです。

    【教育体制で確認すべき内容】

    ・どれくらいの期間研修があるのか

    ・どんな内容を行うのか

    ・指導者は業務中一緒に行動してもらえるのか など

     

    新人教育が充実しているかどうかの確認は、採用されてからでは遅いです。応募するときにしっかりと確認するようにしましょう。

    まとめ

    いかがでしたか?「介護の仕事がしたい」「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちはとてもすばらしいことです。無資格であっても介護の現場でやれることはたくさんあります。まずはしっかりと経験を積み、徐々にスキルアップ・資格取得を目指してください。

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