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    介護職の夜勤手当の相場はどのくらい?夜勤介護の給料や仕事内容

    仕事を知る コラム 2017/05/18

    介護職員が入所者のケアをする時間帯は、昼間だけではありません。さまざまな場面で付き添いや介助が必要であり、特に夜間は安全面にも特に配慮する必要があります。

    介護職は多忙ですが、実際に就いている方々からは「大変さ以上に学ぶことが多い」という声がよく聞こえます。本当に困っている方の役に立っている、という喜びがあるからこそ、やりがいを持って働けるのです。

    今回は、そのような介護職を正しく理解するために「夜勤介護」についてお話ししましょう。

     

     

    夜勤介護の仕事内容と注意点

    介護職は、入所者の日常生活を支えることが仕事です。介護職員の仕事内容は、日勤と夜勤で大きく変わることはありません。

     

    例えば2交代制の施設では、夜勤担当は夕方出勤します。まずは当日の日勤担当から引き継ぎし、夕食時の食事準備や服薬、就寝前の着替え、排せつ介助やおむつ交換などの介護業務を行います。入所者が眠りについたら記録作成と翌日の準備などを行いながら、定時巡回やナースコールの対応をします。

    夜が明けたら、起床および朝食の介助と進めます。ひと通りの作業を済ませた後、日勤担当に引き継いで退勤します。

     

    夜勤介護を行う上で最も気遣うべき点は、その施設で生活する入所者の状態を正しく把握して目を配ることです。施設によって違いはありますが、通常1フロアを1名で担当することが多く、複数名の入所者を1人でケアすることになるからです。

    夜中でも排せつ介助やおむつ交換は欠かせませんし、万が一の事故などがないように見回ることも必須です。看護師の夜間配置を義務付けていない施設なら、介護職員が容体の急変にも対応しなければなりません。何事もなく朝を迎えられるように環境を整えることが、夜勤担当の使命です。

     

    夜勤の勤務時間と休憩時間

    施設によって設定している勤務時間は異なりますが、夜勤は2交代制が17時~翌10時、3交代制が22時~翌7時という時間帯での勤務が一般的です。共に休憩は1時間程度のことが多く、前者が16時間勤務、後者は8時間勤務です。

     

    夜勤の勤務時間や仕事については、
    「介護職の夜勤の実態。夜勤の仕事内容やメリット、給与などを解説!」
    でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

     

    労働基準法から見てどうなのか?という点が気になる方もいらっしゃることでしょう。

    法律上では、1日8時間(週40時間)を超える労働契約はできません。しかし、一定期間を平均し、法定労働時間を超えない範囲内で労働することができる「変形労働時間制」という制度があります。週40時間で考えれば、16時間の勤務が週に1回あっても他の日にしっかり休みを取れていれば問題ないのです。

     

    休憩に関しては、8時間を超える労働契約には1時間以上の休憩を与えることが決められていますが、それを超える基準は定められていないため、1時間の休憩が与えられていれば労働基準法には適応していることになります。

     

    夜勤中もしっかりと休憩を取りたいと考えるなら、就業先を決める際に職員用の仮眠室があるかどうかを確認することをおすすめします。また、夜勤が2名体制なら休憩は取りやすいはずです。

    夜勤中も休憩できる環境が整っているかどうかは、就業先を選ぶ上で大事なポイントになるので、しっかりチェックしましょう。

     

    夜勤手当の相場

    16時間勤務など長時間の夜勤の場合、1回あたり日勤2日分とカウントされます。さらに、基本給に加えて「夜勤手当」が支給されます。

    夜勤手当の額は施設によって異なり、また資格によっても増減はありますが、通常3,000~8,000円ほど加算されるようです。つまり「基本の日給×2日+夜勤手当」の合計額が夜勤1回分の収入になります。

     

    派遣の場合の夜勤手当

    また、派遣で介護職を行う際の給与体系はさまざまですが、時給制の場合は一般的に22~翌5時の間は時給が25%増しで計算されます。

    前述した17時出勤で翌10時退勤(休憩24時~翌1時と設定)の場合、基本時給を1,000円とすれば(1000×10)+(1250×6)=17500で、1日あたり1万7,500円の収入になります。

     

    夜勤専従という働き方も

    老人ホームなど24時間介護を行っている施設では、「夜勤専従」という働き方で職員を募集しているケースもあります。夜勤専従とは日勤なしで夜勤のみの勤務形態で、大抵は1勤務○円という日給制です。

    例えば東京都では、ホームヘルパー2級の有資格者で約2万1,000円~、介護福祉士の有資格者であれば約2万3,000円~などの給与設定で募集されています。中には1勤務あたり最大3万円以上という給与を提示している派遣会社もあります。

    少ない日数で高収入を得られ、勤務サイクルが一定であることから、夜勤専従という働き方を選択する人も増えてきています。

     

    おわりに

    今回は夜勤介護の給料や仕事内容をご紹介しました。

    夜勤介護は昼夜逆転になるため敬遠されやすい面がありますが、夜勤手当がつくなどのメリットもあります。夜勤専従という勤務形態もあるなど、その働き方は多様化しています。

    高齢化社会が進む日本では、今後も介護職の需要は高まっていくでしょう。それに伴って、夜勤手当などの給料アップも進むはずです。

    介護は人の温かさに直接触れ、心から感謝される仕事であり、求人数は増加傾向です。もし、長く続ける仕事を探しているのなら、ぜひ介護職を候補の1つにご検討ください。皆さんのチャレンジをお持ちしています。

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